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東大阪市アライメントの高田オートKEINZです。
ちょうど1週間前の水曜日DA64Vスズキエブリィが、走行不能でレッカー
入庫しました。
“クラッチが全く切れなく、ミッションがどこにも入らない”というもので、早速
クラッチを確認する為、トランスミッションの取外しに掛かりました。

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トランスミッション取外しはとても簡単な車種の為、今回は新人の佳山君が
担当しました。

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作業準備として、たくさん載っている荷台の荷物降ろしからまず始め、バッテ
リーの-ターミナルを外します。
その後プロペラシャフトやセルモーター、クラッチ・メーターケーブルなどを外
し、トランスミッションとエンジンハウジングを結ぶボルト類を外し、ミッション
を降ろしました。
ミッションを降ろしクラッチを分解したところ、クラッチディスクのダンパースプ
リングがかなりへたっていて、一部ホルダー部が割れていました!

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なんかおかしいな?とフライホイール側を点検してみると、パイロットベアリン
グが固着して回らなくなっています!!

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クラッチの切れない原因は、この“パイロットベアリングの固着”です。
平成19年式で走行距離が約19万km。今まで数回クラッチ交換をされたそう
ですが、消耗していたクラッチディスク交換程度で済ませていたのではない
でしょうか・・・
クラッチオーバーホールの際は、異音や異常がなくてもレリーズベアリング
やこのパイロットベアリングは変えておくべきだと思います。